パッヘルベル
カノンとジーグ　ニ長調
（Canon and Gigue in D major）

パッヘルベルといえばカノン。
カノンといえばパッヘルベル。

カノンというのは音楽様式の一つににすぎないのに、パッヘルベルのカノン＝カノンみたい言われる場合が多いですね。。
他の作曲家さんのカノンもあるのになー＾＾；；


作りは壮大なカエルの歌。
輪唱もカノンの一種だし。
すごく簡単に言うと、”繰り返し同じメロディーが違うパートで反復されているもの”＝カノンです。


何故パッヘルベルのカノンだけが突出して有名になったのでしょうか？
・・・それはこの曲が持っている安定した心地よさのせいでしょう。

曲の進行は”大逆循環”と呼ばれ、古い時代から人間が心地よく感じる形として知られていました。
その集大成がこのパッヘルベルのカノンっという訳です。
そして、この曲から取って、大逆循環＝カノンコードとも呼ばれます。
（注意：カノン＝カノンコードではありません。大逆循環＝カノンコードです。）


何だか難しい話になってしまいましたが、とにかく美しい超有名曲です＾＾

イギリス発祥の舞曲ですが、この曲はもっとアイリッシュな感じ？
カノンとは全然イメージの違う賑やかで明るい曲です♪

和みたい気分の時には”カノン”
気分の良い日には”ジーグ”をお薦めです。


カノンは第一ヴァイオリンが誘導する形ですが、ジーグは第三ヴァイオリンから始まり第二ヴァイオリン、最後が第一ヴァイオリン。
後半は第二ヴァイオリンから始まって、第三ヴァイオリン、第一ヴァイオリンの順。
（カノン形式ではありませんから、同じメロディーを追従していません。）

とにかく楽しい曲ですので、ビール片手にワイワイガヤガヤ♪♪が似合いそう。
何故か余り演奏されませんが、気楽〜に聞いてみて下さいませ＾＾